鬼滅の刃は感動ポルノだった

鬼滅のラストが納得行かなくて友人とごちゃごちゃ話してたらこの答えに辿り着いたので書いてみる。

 

無惨戦のクソ加減

まぁあああじでつまらんのよ無惨戦、無惨に薬が効いたァ!までは良かったけど、実はこんな薬があって~って繰り返しを数回やる。最終奥義だの仲間との絆兄妹の絆だの色々やっても無駄無駄無駄なのに対して薬で全部解決してる。鬼滅の薬にタイトル名変えろよ。鬼に~勝てる~理~由を知~った~w薬を~連れて~すーすめぇ~w

 

作品としての出来は

無惨戦手前までの作品は結構面白かった。キン肉マンみたいに多数の矛盾を抱えても勢いや熱さがあったり、作品の根幹が崩れていなければ面白い作品になるんだよね。逆に根幹がブレたり面白くなくなると多数の矛盾が欠点が露呈する、例えば「あれ…善逸クズじゃね?」「しのぶに鬼と仲良くなる約束したのに鬼皆殺しちゃったよw」「青い彼岸花の回収雑過ぎw」とか

うんまぁでも、ジャンプの看板タイトル名乗るほどか…?売上に比例した面白さがあるか…?と言われると、うーん…今後どうなるかなってレベル。最終回でズコーだよ!ズコー!

 

感動ポルノとして扱われた「鬼」の存在

で、一番納得いかなかったのがこれ。この漫画のキャッチコピーで「それは、日本一慈しい鬼退治」とか言われてるけど、それは…違うんじゃないかな?だってお前結局鬼は殺してんじゃん!鬼に対して同情したりはするけど結局終着点が「鬼は、殺す」になってるんだよ。同情はするがお前は鬼だから殺すよっていう秩序寄りで社会的な正義を掲げている。よりによって主人公が。それって、卑怯じゃあないか?同情はするがそのお前の境遇をどうにかしようという気は無いっていう。この立ち位置が、感動ポルノを見て感動するだけの一般大衆と重なって見えるんだよ!

それでいて、妹なり珠代なりは「こいつは、いい鬼だから!人殺さないから!」とか私情に走って擁護している、ブレッブレだなあお前よお!それでも主人公かよォ!卑怯だなあ!

復讐譚としてテーマを掲げるにしては鬼に無駄に同情するっていう中途半端さを抱えていて、それでいてなお鬼=悪として勧善懲悪の物語を遂行しようとする、それって卑怯じゃあないか?何度でも言おう、それって卑怯じゃあないか?

 

 

 

最終回の転生

あの、これだけ酷い最終回よく書けましたねって感想しか湧かなかったよ。転生じゃなくて、鬼殺隊のその後が知りたかったのにガンスルーして転生。は????

まあまあまあまあまあまあまあまあ、転生で鬼殺隊達の魂は報われましたよっていうのは良かったね~ってなる、でもね?

鬼達は全員転生されてないんだよ。

いや、クズ連中を含めて全員転生させよう?ってわけじゃなくてさ。

獪岳や猗窩座のような、人生の進み方を間違えて、鬼にならざるを得なかった連中に対しては救いはないのか?

っていう日陰者達に対する扱いが酷すぎて、好きになったキャラが一部の鬼達だった自分にとっては悲しかったなって。特に猗窩座は救われて欲しかったなあって……

 

あと脳死でこの最終回で良かった!鬼滅の刃は名作!批判する人は云々~って批判を許さない馬鹿な信者は嫌い

 

 

 

 

Dr.STONE 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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